Bar White River 白河と石神井をこよなく愛する呑んだくれ・喰いだおれの日記
この日はなんと田崎真也さんが手がけるレストランで開かれるワイン会にお招きいただいた。
カミさんと熊夫さん夫妻とで参加する。

レストランは愛宕神社の境内にあるという。
日比谷線神谷町駅で降りて歩いて向かう。

愛宕トンネル脇の階段を上っていく
都会のどまんなかにこんな場所があったんだね。
愛宕神社に来たのははじめてだ。

愛宕神社は幕末に歴史の舞台として何度か登場する。
桜田門外の変で井伊直弼を暗殺した水戸浪士達らが集結した場所であるし、
西郷隆盛と勝海舟がこの愛宕山から江戸を見渡し、江戸無血開城を決断したとも言われているのだ。
ちなみにこの愛宕山は標高25.7mで「天然」の山としては23区内最高峰とのこと。
(新宿区にある標高44.6mの箱根山は「人工」の山のようだ)

しかし、愛宕神社で一番有名なのはこの「出世の石段」であろう。

愛宕神社ホームページより転載▼
愛宕神社に上がる急な石段は「出世の石段」と呼ばれています。
その由来は講談で有名な「寛永三馬術」の中の曲垣平九郎(まがき・へいくろう)の故事にちなみます。
時は寛永11年、江戸三代将軍、
家光公が将軍家の菩提寺である芝の増上寺にご参詣のお帰りに、
ここ愛宕神社の下を通りました。
折しも春、愛宕山には源平の梅が満開。
家光公は、その梅を目にされ、 「誰か、馬にてあの梅を取って参れ!」と命ぜられました。
しかしこの愛宕山の石段はとても急勾配。
歩いてのぼり降りをするのすら、ちょっと勇気が必要なのに、
馬でこの石段をのぼって梅を取ってくることなど、とてもできそうにありません。
下手すれば、よくて重傷、悪ければ命を落としそう。家臣たちは、みな一様に下を向いております。
家光公は、みるみる機嫌が悪くなり、もう少したてば、怒りバクハツ!というそのときに、
この石段をパカッ、パカッ、パカッとのぼりはじめた者がおりました。
家光公。その者の顔に見覚えがありません。
「あの者は誰だ」 近習の臣に知る者はありません。
「おそれながら」
「おう」
「あの者は四国丸亀藩の家臣で曲垣平九郎(まがき・へいくろう)と申す者でございます」
「そうか。この泰平の世に馬術の稽古怠りなきこと、まことにあっぱれである」
平九郎は見事、山上の梅を手折り、
馬にて石段をのぼり降りし、家光公に梅を献上いたしました。
平九郎は家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられ、
その名は一日にして全国にとどろいたと伝えられております。
この故事にちなみ、愛宕神社正面の坂(男坂)を「出世の石段」と呼び、
毎日多くの方が、この男坂の出世の石段を登って神社にお参りにみえております。
なお、実際に神社にみえた方は男坂をごらんになって、
「こんな石段を馬が上れるわけがない。曲垣平九郎の話は講談だからウソだろう」
と思われるのですが、江戸以降にも男坂を馬で登り降りすることにトライをして、
成功している方が何人かいらっしゃいます。
明治15年・石川清馬(セイマ。宮城県出身)
大正14年・岩木利夫(参謀本部馬丁)廃馬になる愛馬のために最後の花道をつくった
昭和57年・渡辺隆馬(ワタナベ リュウマ。スタントマン)
「史実に挑戦」というテレビの特番で。
この番組では石川五右衛門は本当に大凧に乗って逃げたのか、
なんていうのもやりました。
神社では、男坂を馬で上下するのに成功された方の絵や写真を見ることができます。
また、曲垣平九郎が献上したと言われる梅の木は、
拝殿前の左手にあり、神社の四季を美しく彩っています。
鳥居の奥にあるかつて茶屋だったところがこの日の会場「T+ ティ・プリュス」だ。

まさか境内にこんな素敵なレストランがあるなんて。

そして、この日は田崎真也さんが、会のはじめにワインの解説をしてくださるのだ。
なっ、なんて贅沢な!
ワインに疎い私でもよくわかる興味深いお話であったが、
ダンディな田崎さんを前にしてか、私のピントが甘いのが残念。。。

会の終了後の投票で出席者の一番人気となったのが乾杯のスパークリングであった。

こちらは東京の食材にこだわっているのだ。
東京には伊豆七島や小笠原諸島も含まれるので、
東京の食材は野菜から肉まで意外と豊富だということに気づかされる。












田崎真也さんセレクトのワインがすばらしいのはもちろんだが、
お料理もどれも素晴らしく、
このお値段でいいのだろうかという内容であった。
熊夫さん夫妻も楽しんでくれたようだ。
帰りも出世の階段ではなく、神谷町側の裏手の階段を降りていく。


ぶどうの種類とか産地とか・・・
ワインをもう少し勉強すれば、もっと楽しいんだろうな。。。
T+ ティ・プリュス
港区愛宕1-5-3 愛宕神社境内
03-5777-5557
カミさんと熊夫さん夫妻とで参加する。

レストランは愛宕神社の境内にあるという。
日比谷線神谷町駅で降りて歩いて向かう。

愛宕トンネル脇の階段を上っていく

都会のどまんなかにこんな場所があったんだね。
愛宕神社に来たのははじめてだ。

愛宕神社は幕末に歴史の舞台として何度か登場する。
桜田門外の変で井伊直弼を暗殺した水戸浪士達らが集結した場所であるし、
西郷隆盛と勝海舟がこの愛宕山から江戸を見渡し、江戸無血開城を決断したとも言われているのだ。
ちなみにこの愛宕山は標高25.7mで「天然」の山としては23区内最高峰とのこと。
(新宿区にある標高44.6mの箱根山は「人工」の山のようだ)

しかし、愛宕神社で一番有名なのはこの「出世の石段」であろう。

愛宕神社ホームページより転載▼
愛宕神社に上がる急な石段は「出世の石段」と呼ばれています。
その由来は講談で有名な「寛永三馬術」の中の曲垣平九郎(まがき・へいくろう)の故事にちなみます。
時は寛永11年、江戸三代将軍、
家光公が将軍家の菩提寺である芝の増上寺にご参詣のお帰りに、
ここ愛宕神社の下を通りました。
折しも春、愛宕山には源平の梅が満開。
家光公は、その梅を目にされ、 「誰か、馬にてあの梅を取って参れ!」と命ぜられました。
しかしこの愛宕山の石段はとても急勾配。
歩いてのぼり降りをするのすら、ちょっと勇気が必要なのに、
馬でこの石段をのぼって梅を取ってくることなど、とてもできそうにありません。
下手すれば、よくて重傷、悪ければ命を落としそう。家臣たちは、みな一様に下を向いております。
家光公は、みるみる機嫌が悪くなり、もう少したてば、怒りバクハツ!というそのときに、
この石段をパカッ、パカッ、パカッとのぼりはじめた者がおりました。
家光公。その者の顔に見覚えがありません。
「あの者は誰だ」 近習の臣に知る者はありません。
「おそれながら」
「おう」
「あの者は四国丸亀藩の家臣で曲垣平九郎(まがき・へいくろう)と申す者でございます」
「そうか。この泰平の世に馬術の稽古怠りなきこと、まことにあっぱれである」
平九郎は見事、山上の梅を手折り、
馬にて石段をのぼり降りし、家光公に梅を献上いたしました。
平九郎は家光公より「日本一の馬術の名人」と讃えられ、
その名は一日にして全国にとどろいたと伝えられております。
この故事にちなみ、愛宕神社正面の坂(男坂)を「出世の石段」と呼び、
毎日多くの方が、この男坂の出世の石段を登って神社にお参りにみえております。
なお、実際に神社にみえた方は男坂をごらんになって、
「こんな石段を馬が上れるわけがない。曲垣平九郎の話は講談だからウソだろう」
と思われるのですが、江戸以降にも男坂を馬で登り降りすることにトライをして、
成功している方が何人かいらっしゃいます。
明治15年・石川清馬(セイマ。宮城県出身)
大正14年・岩木利夫(参謀本部馬丁)廃馬になる愛馬のために最後の花道をつくった
昭和57年・渡辺隆馬(ワタナベ リュウマ。スタントマン)
「史実に挑戦」というテレビの特番で。
この番組では石川五右衛門は本当に大凧に乗って逃げたのか、
なんていうのもやりました。
神社では、男坂を馬で上下するのに成功された方の絵や写真を見ることができます。
また、曲垣平九郎が献上したと言われる梅の木は、
拝殿前の左手にあり、神社の四季を美しく彩っています。
鳥居の奥にあるかつて茶屋だったところがこの日の会場「T+ ティ・プリュス」だ。

まさか境内にこんな素敵なレストランがあるなんて。

そして、この日は田崎真也さんが、会のはじめにワインの解説をしてくださるのだ。
なっ、なんて贅沢な!
ワインに疎い私でもよくわかる興味深いお話であったが、
ダンディな田崎さんを前にしてか、私のピントが甘いのが残念。。。

会の終了後の投票で出席者の一番人気となったのが乾杯のスパークリングであった。

こちらは東京の食材にこだわっているのだ。
東京には伊豆七島や小笠原諸島も含まれるので、
東京の食材は野菜から肉まで意外と豊富だということに気づかされる。












田崎真也さんセレクトのワインがすばらしいのはもちろんだが、
お料理もどれも素晴らしく、
このお値段でいいのだろうかという内容であった。
熊夫さん夫妻も楽しんでくれたようだ。
帰りも出世の階段ではなく、神谷町側の裏手の階段を降りていく。


ぶどうの種類とか産地とか・・・
ワインをもう少し勉強すれば、もっと楽しいんだろうな。。。
T+ ティ・プリュス
港区愛宕1-5-3 愛宕神社境内
03-5777-5557
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58酔い
愛宕山から撮影した幕末の街並みは有名ですよね。高層ビルや電線もなく綺麗な街並みでビックリしました。色々史蹟がありそうで楽しそう。田崎さんを前にワインを飲んだら格別に旨そうです。
06
25
06:06
ばるべにー
出世の石段、登れなかったので、今度また愛宕神社にはゆっくり行ってみたいです。
となりのNHK放送博物館も気になりました。
田崎真也さんはかっちょよかったです。
これからワインスクールがあるとのことで、20分ほどで退席されましたが、楽しかったですよ。
06
26
19:58