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コメント

親父と同い年の古典酒場 【齊藤酒場】

いまは埼京線だが、かつては池袋-赤羽間は黄色の赤羽線が走っていた。
その埼京線で池袋から2つめの十条にまで足を伸ばし、初めて降りてみる。

目的地は「齊藤酒場」だ。
なんと昭和三年に酒屋として創業したというからすごい。
奇しくも私の父親と同い年だ。

店に入ると、おおきな木のテーブルが何台か並び、一人客も二人客も仲良くテーブルを囲んでいく。

私もテーブルの角っこにちょこんと座る。
外観

瓶ビールをオーダー。
何も言わないとサッポロ黒ラベルが出てくるらしい。
「赤い方」というとサッポロラガーが登場するそうだ。

伝票も大衆酒場らしい計算しやすい伝票なのだ。
ビールと伝票


自家製の串カツ、カレーコロッケ、ポテトサラダがオススメと予習をしてきた。
「セット」と頼むと、カレーコロッケと串カツが一個ずつで出てくることもチェック済みだ。

「セットとしめさばとポテサラをお願いします!」
セット

〆鯖

ポテサラ



冷酒に切り替えるが、これがなんと170円!
銘柄なんかこのさい関係ないし、聞くのは野暮である。
日本酒にうるさい私でもそこいらのTPOはわきまえているつもりだ。
ついつい3杯も呑んでしまう♪
冷酒

となりの老婦人は常連さんらしく、店のおばちゃんとも仲良しらしい。
おひとりで日本酒をちびりちびりやりながら、おいしそうににこごりを食べている。

つられて私もにこごりを追加。
こちらのご婦人、郡山のご出身ということで、
「私は白河に住んでいます」と言うと、いっきに二人の距離が縮まり、
福島談義で盛り上がる。
にこごり


これも大きなテーブルにみんなで肩を寄せ合って座るからこそ生まれる一コマなのだ。

RIMG7313.jpg

看板

お会計はこれで2000円ちょっと。
値段の安さとお店が醸し出す風格にすっかり魅せられてしまった。

埼京線でちょっと寄り道がこれから増えそうだ。



斎藤酒場 (さいとうさかば)
北区上十条2-30-13
03-3906-6424




関連記事

ばるべにー

うわっうわっうわっ!!!
『古典酒場』の編集長さまからコメントがいただけるなんて恐悦至極に存じます。

最近、こうした古典酒場にも足を運ぶようになりまして、
日々研究・勉強・実践です。

齋藤酒場さん、本当に酔い酒場でした♪
愛読しておりますので、またよろしければ遊びに来て下さい。
(編集長さんのブログをリンクに貼らせていただきます)

11

20

09:19

古典酒場編集長

風情も酔い素敵な酒場ですよね。
お父様と同じ年月を重ねているとは。
そんな酒場で呑む一杯、実に美味そうです。

11

19

13:44

ばるべにー

本当に名店でした。

こういう酒場がもっと似合うような大人になりたいです(笑)

11

18

21:54

酒呑親爺

やっぱり名店は、名店なのですねー。
(まだ、一度も行けてません。。)

11

17

00:07

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ばるべにー

Author:ばるべにー
「ばるべにー酒店」に並べたい日本酒
※思い出したら追加していきます

福島:登龍(白河)
   奈良萬(喜多方)
   会津娘(会津若松)
   風が吹く(会津美里)
   天明(会津坂下)
   開當男山(田島)
   大七(二本松)
   一歩己(古殿)
東北:豊盃(青森)
   陸奥八仙(青森)
   洌(山形)
   上喜元(山形)
関東:松の寿(栃木)
   鳳凰美田(栃木)
   辻善兵衛(栃木)
   仙禽(栃木)
   屋守(東京)
   鏡山(埼玉)
   花陽浴(埼玉)
   来福(茨城)
中部:佐久乃花(長野)
   十九(長野)
   臥龍梅(静岡)
   房島屋(岐阜)
   小左衛門(岐阜)
   而今(三重)
   三重錦(三重)
北陸:白岳仙(福井)
   早瀬浦(福井)
近畿:篠峰(奈良)
   風の森(奈良)
中国:賀茂金秀(広島)
   美和桜(広島)
   貴(山口)
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九州:鍋島(佐賀)
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