fc2ブログ

10

08

コメント

歴史散策のあとは・・・ 【ココ・ファーム・ワイナリー@足利】

下野国足利荘は、八幡太郎の名で知られる源義家の子、源義国が所領としていた。

そして、義国の子、足利義康が源姓足利氏の祖となる。

新田義貞で知られる新田氏の祖も、
義国の子の義重なので、足利氏と新田氏は同祖となる。

この鑁阿寺(ばんなじ)は、
足利義康の子、足利義兼が1196(建久七)年に持仏堂を建てたのがはじまりといわれ、
その子、義氏が足利氏一門の氏寺として整備した。

もともと足利氏の邸宅だった地なので、寺の周囲は堀で囲まれ、四方に門があるのは
当時の武家の屋敷の名残である。
DSCF0929_2014092810062026a.jpg

正式な寺号は「金剛山 仁王院 法華坊 鑁阿寺」
DSCF0928_201409281006207b1.jpg

経堂
このなかには足利15代将軍の木像が陳列されているので、拝観料を払って見学。
DSCF0921_20140928100616933.jpg

大銀杏
DSCF0920_2014092810061347c.jpg

多宝塔
DSCF0927_20140928100620047.jpg


昭和レトロな写真館のある路地を抜けていく。
DSCF0931_20140928100702357.jpg

この写真館、ロケ地としてよく使われているらしい。
映画『八日目の蝉』にも出てるようだ。

原作を読んで、檀れいのドラマ版は見たけど、永作博美の映画版は見てないや。
福家警部補の挨拶でも、このふたりはかぶってるんだよね。
NHK版が永作、フジ版が檀れいって。
こういうことってあるんだね。。。
DSCF0930_20140928100701335.jpg

足利尊氏像
DSCF0932_2014092810070445a.jpg

▼ちなみに昔は足利尊氏と習ったこの肖像画。
近年の研究で尊氏ではないとされていますので、ご注意を。
では、これは誰なのか? 執事の高師直の説が有力だ。
TIPS2404.jpg


「日本最古の学校」といわれる足利学校。
20年ぶりくらいに訪ねたが、ずいぶんと復原整備され、観光客で賑わっていた。
DSCF0935_20140928100705e31.jpg

足利学校は、関東管領上杉憲実が15世紀前半に再興したと教科書では習うが、
ではいつから足利学校はあるのか?

これには諸説あり判然としないようだ。
①奈良時代の国学の遺制説
②平安時代の小野篁説
③鎌倉時代の足利義兼説

①と③では、だいぶ時代に開きがあるが、
これで「日本最古の学校」って言えるのかな???
DSCF0941.jpg

ザビエルが「坂東の大学」と賞賛したのは事実で、
中世から近世にかけて長く足利学校は繁栄したのだ。
DSCF0937_201409281008131e4.jpg

DSCF0939_201409281008173e1.jpg




足利まで来たのだから、「ココ・ファーム・ワイナリー」にも寄って帰ろう。
ココ・ファームのワインは2000年の九州沖縄サミットの晩餐会で供されたことで有名になり、
無農薬栽培の葡萄でつくられた国産ワインとして人気がある。
DSCF0966.jpg

「ココ・ワイナリーファーム」はその設立経緯が興味深いのだ。

以下、ホームページより抜粋

1950年代、栃木県足利市の特殊学級の中学生たちとその担任教師(川田昇)によって山の急斜面に葡萄畑が開墾されました。
1969年、この葡萄畑の麓で、指定障害者支援施設こころみ学園(社会福祉法人こころみる会運営)がスタートしました。
知的障害を持った人たちと葡萄畑でワインづくりを考えましたが、社会福祉法人には葡萄をワインにするための果実酒製造免許が下付されないため、1980年、一般の事業所である有限会社が、こころみ学園園長 川田昇の考えに賛同する父兄たちにより設立され、1984年有限会社樺崎産業(後のココ・ファーム・ワイナリー)として酒類製造免許を取得しました。有限会社ココ・ファーム・ワイナリーは、知的障害を持った人たちをはじめ、みんながいきいきと力を発揮できることを目的としていてつくられた会社です。


この急斜面がすべてが葡萄畑。
驚きだ。
DSCF0959_20140928100954ba6.jpg

併設のカフェなどではワインと食事が楽しめるようだが、
車なのでパス。
DSCF0965_20140928100956503.jpg

駐車場がほぼ満車だったので、カフェも満席だ。
DSCF0958.jpg

もいで食べたい(笑)
DSCF0963_20140928100955b21.jpg

車なので試飲もできない。

お土産で買って帰ろう。
DSCF0951_2014092810103299f.jpg

DSCF0952_20140928101033af3.jpg

DSCF0953_20140928101035834.jpg

DSCF0954_20140928101036e2a.jpg

ちょうど敬老の日を前に、
ワイン好きの父へのプレゼントを買うことができてよかった。
DSCF0955.jpg


北関東道を使うと、外環大泉からあっという間だったな。

森高千里の渡良瀬橋♬にも寄れなかったのが心残りなのだ。




ココ・ファーム・ワイナリー
栃木県足利市田島町611
0284-42-1194


スポンサーサイト



10

07

コメント

尊氏の地で佐野ラーメン 【まるしま@足利】

この日は、次男坊を連れて3人で足利へ。

以前、足利に行くには佐野藤岡ICから国道を経由してだったので、
国道の混み具合でかなり時間を要したが、
いまは北関東道の足利ICができで、外環大泉から意外と早く足利に到着。

午前中に所用をすませ、さぁランチだ。
足利でのランチ、いろいろ考えリサーチした結果、
「まるしま」に行ってみることにした。

正午少し前だったこともあり、すんなり入店。
DSCF0895_20140928100147c92.jpg

こちらは佐野ラーメンの有名店「森田屋本店」の支店と聞いている。
楽しみ♪
DSCF0897_20140928100148888.jpg

店内は広く、テーブル席と上がり座敷がある。
私たちは座敷に座り、メニューを吟味。
DSCF0899_201409281001502d8.jpg


ブログ的には3人が別々のものを頼んで欲しいのだが、
そのへんはみな心得たもので・・・

次男がラーメン。
ほぉー美しいビジュアルだ。
DSCF0902_201409281001539eb.jpg

カミさんがチャーシューメン。
小さめのチャーシューがてんこ盛り♪
DSCF0904_2014092810015904d.jpg

私が尊氏ラーメンだ。
尊氏ラーメンは、焼き餅とわかめ、チャーシュー3枚が入った
まるしまの名物のようだ。
DSCF0900.jpg

力うどんは食べるけど、餅が入ったラーメンははじめて食べたかも・・・
どのへんが「足利尊氏」なのかはよくわからないけれど、
足利といえば尊氏だから、それでいいのだ(笑)
DSCF0906_20140928100201d69.jpg


優しいスープに佐野ラーメン特有の手打ち麺。

麺はやわらかく、短めだけど、このスープとよく合っているな。

DSCF0909_201409281002021bd.jpg

どんぶりには「森田屋足利支店」とあるが、
森田屋 足利支店」っていう店が別にあるみたいで、
なんだかややこしい。

この店がかつては「森田屋足利支店」という名前だったのかな。
DSCF0911_201409281002044b6.jpg


せっかく足利まで来たのだ。
少し歴史のお勉強をしていきましょうかね。


まるしま
栃木県足利市山川町74-1
0284-41-1712

Profile

ばるべにー

Author:ばるべにー
「ばるべにー酒店」に並べたい日本酒
※思い出したら追加していきます

福島:登龍(白河)
   奈良萬(喜多方)
   会津娘(会津若松)
   風が吹く(会津美里)
   天明(会津坂下)
   開當男山(田島)
   大七(二本松)
   一歩己(古殿)
東北:豊盃(青森)
   陸奥八仙(青森)
   洌(山形)
   上喜元(山形)
関東:松の寿(栃木)
   鳳凰美田(栃木)
   辻善兵衛(栃木)
   仙禽(栃木)
   屋守(東京)
   鏡山(埼玉)
   花陽浴(埼玉)
   来福(茨城)
中部:佐久乃花(長野)
   十九(長野)
   臥龍梅(静岡)
   房島屋(岐阜)
   小左衛門(岐阜)
   而今(三重)
   三重錦(三重)
北陸:白岳仙(福井)
   早瀬浦(福井)
近畿:篠峰(奈良)
   風の森(奈良)
中国:賀茂金秀(広島)
   美和桜(広島)
   貴(山口)
   雁木(山口)
   東洋美人(山口)
九州:鍋島(佐賀)
   天吹(佐賀)
   七田(佐賀)

いらっしゃいませ

カテゴリ

Bar Whiter River へのメールはこちら

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QRコード

Designed by

Ad