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すすきので大暴走

仕事の関係で私だけキャンプを離れ、下界に降りてきた。
明くる朝の早い電車で白河に戻らねばならない。
帰りも電車なのかよっ! ってツッコミありがとうございます)

そのため、この日は札幌に私だけ泊まるのだ。
被災者ということでホテルも立派なビジネスホテルを用意してもらい、なんとタダだ。
なんだか申し訳なくなる。

こんな夢のような夜はない。


3日間の山ごもり中は、
「酒」なし、「ネット」なし、「テレビ」なし、「携帯電話」なしという、
文明から乖離した世界に身を置いていた。

そんな溜まりに溜まった私をひとりにしてしまって、
すすきのに解き放つとは(笑)


さぁ、どこから攻めますかね。

といっても、すすきの情報が乏しいので、
まずはすすきのにある書店に入る。
何事も文献にまずあたらねば。

すると、うってつけの書物をいきなり発見☆

小西由稀『おいしい札幌出張ー45の美味案内』
おいしい札幌出張

札幌出張初心者から上級者までそれぞれに応じたお店が45店紹介されているではないか。
ガンガン立ち読みして、すすきのにある私好みのお店の名前をすぐさま頭にインプットする。
こういうときだけは覚えがいいのだ。



その結果、1軒目に決めたのが、「釣助(ちょうすけ)」だ。
ここの魚は抜群にうまいらしく、
お店がこぢんまりしているようで、私のタイプのお店だと思う。


地図を片手に、お店を探しながら、檀れいの巨大看板に見入ってしまう。
金麦

有名なラーメン横丁を通り抜ける。
ラーメン横丁

ラーメン横丁2

そして、いかがわしい雑居ビルに到着。
目指す「釣助」はこのビルの3階にある。
このビルの写真を撮っていることがまず恥ずかしかった(笑)
ラテンビル


ラテンビルという、どのあたりがラテンなのかわからないビルを
「地下に用があるのではないよ」という顔で階段を上っていく。
釣助


すると、なんとしたことか。
まさかの休業。
どうもこの日まで市場が休みらしく、軒並み夏休みのお店が多かったのだ。

悔しいが、すぐさま頭を切り換える。

2番手としてピックアップしていた「隠口(こもりく)」に行ってみる。
隠口 こもりく

日本酒の揃いがいいことが私の店選びの最優先条件だからな。
日本酒メニュー

まずはビールでのどを潤す。
ビール

若い店員さんが、日本酒好きで、日本酒談義に花が咲く。
せっかくだからと北海道のお酒をずらっと並べてくれた。
どれから飲もうかな~
北海道地酒集合

根室のさんまと羅臼の大助だ。
大助とは鮭児よりも高級なキングサーモンだという。
はじめて食べるよ。
おーすけ&さんま

カニクリームコロッケ
カニクリ

「がんばろう、ふくしま」の幟を北海道で見るとは。
なんかじ~んときちゃう。
カウンター

この前に2杯、飲んでいるのだが、店員さんとの話しに夢中になって、ちゃんと撮れていなかった。。。
これは最後に飲んだ「北斗随想」。特約店でしかあつかっていないものらしい。
これは旨いよ。
関東では北海道のお酒はあまり見かけないが、これなら東京でも勝負できると思うけどな。
北斗随想2


系列店に日本酒BARがあるという。
店名を聞くと、さっきの『おいしい札幌出張』にも載っていてチェックしていたお店だ。
「そちらにもぜひ行ってみてください」と言われたので、素直に行ってみることにする。


すすきのの街をてくてく歩く。
スポーツ店のショーウインドーには斎藤佑樹のユニフォームが飾られている。
さすが北海道だ。
ハム


地図を見るとそのBARは、もうすぐ近くだと思うのだが、
その前に揚げ物好きにはたまらない看板を見つけてしまった。

「串かつ 千里」だ。
千里

すすきのを歩いたらのどが渇いちゃったので、
渋々(笑)ピットインする。
キリン


すすきのの夜はまだまだ続くのだ。


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どんぶりの向こうに北海道が見える 【食事処 ながもり】

キャンプに合流するのは午後なので、
午前中は市内を散策する。

旧北海道庁、通称赤レンガに行く。
ここに入るのは私も初めてだ。
北海道庁

中に入ると、北海道や北方領土にまつわる展示がされていたり、名産品が並んでいたりする。
階段

北海道の日本酒が展示されていたので、抜け目なくチェック。
日本酒

赤レンガをあとにすると、観光馬車が停まるところだった。
のどかだなぁ。
観光馬車

そして、時計台へ。

子どもの時にはじめて時計台を見たときには、
都会の建物に埋もれて寂しく感じたが、
あらためて見てみると、やはり歴史の重みを感じる、美しい建物だと思う。

このときはじめて中に入ってみたが、2階にまであがれることは知らなかったよ。
時計台

そんなこんなでもう昼食時だ。

二条市場で海鮮三昧といこうではないか。
二条市場

二条市場ではわりと有名な「ながもり」へ。
外観

どれも美味そうで迷ってしまうが、やはりそれなりにお値段もいい。
メニュー

私はとにかく生ビール。
お! やっと★SAPPOROに出会えたぞ。
ビール
このビールを最後に、
しばらく酒断ちになろうとはこのときには思わなかった。。。




長男がいくら丼。
いくら丼

カミさんが海鮮丼。
海鮮丼

長女はタラバ丼。
タラバ


おいおい、どいつもこいつも我先にと頼みやがって。

私も「じゃぁ、うに丼」って注文したかったけど、
あまりの値段に尻込みする。

ならば焼き魚を食べてみようと、お得な「銀ダラ定食」にする。
銀だら

次男は朝ご飯のバイキングを食べ過ぎて、
おなかがあまり空かないようだ。

丼・定食には味噌汁がつく
味噌汁

岩のりクラゲをサービスしてもらっちゃった♪
岩のりクラゲ

3人の丼をみんなで分け合い、
北海道をまるごと食べたような気分だ。

カミさんも子どもたちも大満足の表情をしている。
色紙


さて、キャンプに行こう!

キャンプは札幌郊外の山の家で行われているのだ。

子どもにとっては楽しいのだが、
私にとっては過酷な環境が待ち構えているのだった。



食事処 ながもり
札幌市中央区南三条東1丁目8 二条市場内
011-222-6733


今日のタイトルは「和酒処さなぶり」のんべえさんのブログのタイトルをパクリました(笑)





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良心の居酒屋 【活食・隠れ酒蔵 かけはし】

10時間30分の長旅も物ともせず、
早速夕食を食べにすすきのへ繰り出す。

日本屈指の歓楽街すすきのに足を運ぶのははじめてなのだ。
札幌暮らしの経験がある知り合いから情報を仕入れたり、
ネットであれこれリサーチしたりと、事前の準備はぬかりない。

結局熟考した末、いつもの『dancyu』頼みで、
9月号に取り上げられたばかりの『活食・隠れ酒蔵 かけはし』に決めて、
数日前に予約を入れておいたのだ。
1.jpg


なかなか観光客には入りづらい雑居ビルのなかにある。
9階も気になるところだ。
看板


奥の個室に通されるとすぐにオネエサンが今日のオススメ素材を持ってくる。
アスパラガスやきたあかり、ヤングコーンなど北海道らしい夏野菜だ。
道産しいたけはパス(笑)
七輪で焼いて食べるのだそうだ。
焼き物

まずはビールで乾杯!
サッポロビールではなく、アサヒの熟撰だ。
アサヒ熟撰


明くる日から数日間、山ごもり生活となる。
せっかくの北海道だ。
食べたいものを食べまくるぞぉ!
メニュー1

メニュー2

メニュー3


さっきの夏野菜からアスパラをチョイスし、七輪で焼く。
アスパラ

ズワイガニのなんちゃらも焼く。
ズワイガニ


かけはしを選んだのは当然日本酒の揃いもいいからだ。

北海道には意外や意外、14もの日本酒蔵がある。
まずは小林酒造の「北斗随想」から。
北斗随想

そして、一番楽しみにしていたのが、夏の北海道の風物詩ともいえる「活イカ」だ。
ホタテと一緒に注文した。
活いか&ほたて01

身が透き通っている。
まだウネウネ動いていて、吸盤も口の中で吸い付いてくる。
これには子どもたちもビックリで、キャーキャーいいながら食べている。
肝も新鮮で全く臭みがない。
活いか02


とうもろこし好きの私が絶対に外せなかったのが、
生コーンバターととうもろこしかき揚げだ。

ホールコーンでなく生のコーンを使っているので、歯ごたえがあり、食感がいい。
生コーンバター

このかき揚げも絶品で、なにげに一番味にうるさい娘が絶賛していた。
コーンのかき揚げ

2杯目は「すすきの物語」
すすきの物語

夏バテ解消ネバネバ系のがごめ昆布
がごめ

子どもたちには手羽先を頼んだが、これがまたデカイこと。
手羽先

海鮮ユッケ。
これが唯一の失敗かな。。。頼まなくてよかった一品だ。
海鮮ユッケ

こうなりゃ後悔しないように毛ガニも食っちゃおう!
まずは刺身でしゃぶりつく。
毛ガニ

そして、半分くらい食べたところでボイルしてもらう。
ボイルした方がかにの甘みが出て美味いなぁ。
毛ガニ02


酒肴に外子の醤油漬け
外子

釧路のお酒「北の勝」
北の勝

そして、かけはし名物の「美酒鍋」を一人前だけオーダー。
すげぇ食欲だ。

にんにくと豚肉を炒め、そこに「八海山」を半合くらい投入。
野菜を入れ煮込むのだ。
美酒鍋01

写真取り忘れちゃって、半分以上食べてから慌てて撮影。。。
美酒鍋02

すき焼きみたいに生卵につけて食べるのだ。
たまご

〆はうにみそおにぎり。
うにみそおにぎり

うっぷ。
もうおなかいっぱいだ。
北海道をいきなり満喫してしまった。

雑居ビル


入るときには気づかなかったが、
ビルの入口にはなぜかシーサー(?)が鎮座しているのだった。





活食・隠れ酒蔵 かけはし
札幌市中央区南4条西2丁目8-11
011-552-9984





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08

29

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新白河発札幌行 10時間30分の鉄道旅行

この夏、北海道へ行く。
福島の子どもたちを対象としたサマーキャンプに参加するためだ。

北海道では様々なNPOや自治体が主催し、
ボランティアのみなさんの支援によって、
格安で参加できるキャンプがたくさん行われていた。
本当にありがたいことである。

我が家もこの機会に北の大地で子どもたちをのびのびと遊ばせたいと思い、
とあるキャンプに参加することにしたのである。

私たちは途中からのキャンプ合流となる。

北海道まで福島空港から新千歳空港まで飛行機を使えばあっという間だが、
なにしろ飛行機代が高い。

そこで長旅は覚悟のうえで札幌まで鉄道で行くことにした。

仕事で飛行機に乗ることはしばしばあるが、実は私は飛行機が大の苦手。
御巣鷹山の記憶が心の奥底に焼き付いているからだ。

しかも小中学生のころは、今で言う「撮り鉄」だったので、
鉄道には何時間乗ろうとも苦にならないから、
鉄道旅行はやたらテンションが上がってしまう。

子どもたちは北海道に渡るのがはじめて。
私は中高生の頃に青函連絡船も乗ったことがあるし、
開通間もない頃の寝台特急北斗星にも乗ったことがある。
(カシオペアはいずれ乗りたい)

カミさんとは学生の頃にスキーをしに夕張に行ったなぁ。
往復羽田から飛行機で立派なホテルにリフト券もついて2泊3日で29800円だったように記憶している。
羽田発がとんでもなく早い早朝便だったが…

仕事では網走に1度行ったきりで、夕張以来の北海道である。

いや、違う。

去年、搭乗していたニューヨーク行きのANA機がエンジントラブルで新千歳空港にダイバート(代替着陸)したので、
そのとき北海道には確かに上陸しているのだ。

しかし、札幌にはなかなか行く機会がなく、最後に行ったのは20年以上前になる。
私も久々の札幌を楽しみにしている。


さぁ、出発だぁ!
新白河駅

8:06 新白河発(MAXやまびこ353号)
Mやまびこ

9:09 仙台着


仙台で「はやぶさ」に乗り換えるのだが、50分も待たねばならない。

仕方ない、駅弁でも食べておくか。
「みやぎ黄金街道」
みやぎ黄金街道

朝飯だ。
みやぎ02

9:59 仙台発(はやぶさ401号)

はやぶさにはもちろんはじめて乗る。
指定席でも普通の新幹線よりシートが立派で、ヘッドレストも上下に動く。

お盆時期と重なっていたので、はやぶさは満席。
急遽決めた旅行だったので、車両がバラバラでしかとれず、2グループに分かれて座る。
私は長女と長男と並んで座る。

読書をしていたら、あっという間に新青森だ。

11:44 新青森着

降りたら、みんなはやぶさの撮影会。
はやぶさ

1号車には超豪華客席「グランクラス」がついていて、みんなのぞいていた。
一度でいいから乗ってみたいものだ。
グランクラス


新青森駅では1時間20分ほど時間がある。
駅構内の飲食店は軒並み満席。
駅弁を買って、構内のベンチで食べることにする。
ねぶた

3つ駅弁を買って5人で分け合う。
大人の休日

大人の休日2

八甲田牛

八甲田牛2

海の幸

海の幸2

地元の名産品が並ぶショップをのぞくと
当然地酒コーナーもある。
つぶさにチェック。
地酒

するとその横に面白い自販機を発見♪
酒自販機

レジで小さなカップをもらい、100円を入れると、好きな日本酒が一口分飲めるというしくみだ。
酒自販機2

飲んだことのない亀吉をまず飲んでみる。
カップが小さいので、一口で消え去ってしまう。
豊盃、陸奥八仙も飲んで、青森気分を満喫する。
カップ


13:03 新青森発(スーパー白鳥19号)

新青森駅

スーパー白鳥

売店で買っておいたほたての唐揚げで奥入瀬地ビールを愉しむ。
ほたて唐揚げ

奥入瀬ビール

そして、さすが青森!
「大間のマグロづくし」なんていうのが普通に売っていたので、奮発して購入。
大間まぐろづくし

気に入った亀吉で愉しむ。
亀吉

津軽海峡を見ながらのお酒は格別だ。
鉄道旅行の醍醐味でもある。
津軽海峡

青函トンネルに入るとすぐに「竜飛海底駅」に到着。
竜飛海底駅

そして、トンネルを抜けると函館だ。
函館駅

15:10 函館着

15:18 函館発(スーパー北斗13号)


ここでの乗り継ぎはスムーズで、「スーパー北斗」へ。
カーブの多い路線でよく使われる振り子列車だ。
スーパー北斗


18:35 札幌着
札幌駅


食って、食って、飲んで、寝てたら、札幌についた。
10時間30分と聞くと長く感じるが、札幌に着いてみるとあっという間の10時間30分であった。




キャンプへの合流は翌日の午後からだ。
今晩は家族で札幌に宿泊する。

これだけ車中で食べても、もうおなかが空いている。
さぁ、北海道の美味しいもん、食べに行くぞ~










Profile

ばるべにー

Author:ばるべにー
「ばるべにー酒店」に並べたい日本酒
※思い出したら追加していきます

福島:登龍(白河)
   奈良萬(喜多方)
   会津娘(会津若松)
   風が吹く(会津美里)
   天明(会津坂下)
   開當男山(田島)
   大七(二本松)
   一歩己(古殿)
東北:豊盃(青森)
   陸奥八仙(青森)
   洌(山形)
   上喜元(山形)
関東:松の寿(栃木)
   鳳凰美田(栃木)
   辻善兵衛(栃木)
   仙禽(栃木)
   屋守(東京)
   鏡山(埼玉)
   花陽浴(埼玉)
   来福(茨城)
中部:佐久乃花(長野)
   十九(長野)
   臥龍梅(静岡)
   房島屋(岐阜)
   小左衛門(岐阜)
   而今(三重)
   三重錦(三重)
北陸:白岳仙(福井)
   早瀬浦(福井)
近畿:篠峰(奈良)
   風の森(奈良)
中国:賀茂金秀(広島)
   美和桜(広島)
   貴(山口)
   雁木(山口)
   東洋美人(山口)
九州:鍋島(佐賀)
   天吹(佐賀)
   七田(佐賀)

いらっしゃいませ

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